決まり手
決まり手一覧
勝負結果
決まり手の分類
決まり手は「一覧で覚えるもの」より、「構造で分類するもの」と考えるとよさそうです。
公式の分類はほぼ無いので、相撲の動き・力のかかり方・決まり方を軸にした実用的な(実戦理解向け)分類を考えてみます。
押し・突き系(前後方向の力)
特徴
- 相手に組まず、腕・胸・喉を使う
- 初動が速く、現代相撲で多用
主な決まり手
- 押し出し
- 突き出し
- 突き落とし
- 押し倒し
- もろ手突き
体格差を活かしやすい/立合い主導型といえそうです。
組み手・四つ相撲系(上半身の制圧)
特徴
- まわしを取って体勢を作る
- 腰と下半身が重要
主な決まり手
- 寄り切り
- 寄り倒し
- 上手投げ
- 下手投げ
- 小手投げ
- つり出し
- つり落とし
いわゆる「正統派相撲」ですね。安定した四つ相撲の形を取ったら盤石です。
投げ技(回転・崩し)
特徴
- 相手の重心をずらして倒す
- 技巧派・瞬間判断型
主な決まり手
- 首投げ
- 腰投げ
- 掛け投げ
- すくい投げ
- 一本背負い
力よりタイミング重視です。豪快な投げ技は会場が湧きます。
足技(下半身を攻める)
特徴
- 足を払う・引っかける
- 体格差を覆しやすい
主な決まり手
- 外掛け
- 内掛け
- 出し投げ
- 蹴返し
- 褄取り
- 足取り
成功すれば一瞬、失敗すると自分が危険になりうる諸刃の剣的な技が多そうです。
体捌き・引き技(相手の勢いを使う)
特徴
- 相手の前進力を逆利用
- 軽量力士向け
主な決まり手
- 引き落とし
- はたき込み
- 叩き込み
- 送り出し
- 送り倒し
「逃げ」ではなく高度な間合い技です。未経験者にはアレがなぜ決まるのかわからなくて魔術感ありますね。
捻り・特殊技(例外処理系)
特徴
- 使用頻度は低い
- 形が限定される
主な決まり手
- うっちゃり
- 居反り
- 掛け反り
- 播磨投げ
- 櫓投げ
- 極め出し
決まると館内がどよめき、実況中継が一瞬ポカーンってします。反り技が決まり手にあることにまずびっくりです。
別アプローチで「力の方向」で分類してみたらどうでしょうか?
- 前後:押し出し・寄り切り
- 左右回転:投げ系
- 上下:つり出し・叩き込み
- 空転:はたき込み・引き落とし
バランスのスポーツという一面もあり、力学的に見ると相撲が一気に分かりやすくなります。